プログラムの作り手の気持ちがわかる魅力

プログラミングを学ぶことによって、簡単なソフトウェアの開発を行えるようになるのは、それほど難しいことではありません。
しかし、市販されるような多機能で誰にでも使いやすいものを開発しようと思うと、独力では難しいということに気づかされることになります。
それすらも可能になるほどに精通したら、プログラマとして生計を立てていけばよいですが、そこまでに到達しなくても趣味の範囲でプログラミングを学んでおくことにメリットがあります。

プログラムを書いてソフトウェアを作る経験をしておくと、実際に目の前で動かしている他人が作ったプログラムが、どのようにして作られているのかということをおおざっぱに理解できるようになります。
自分の力でそれと同じようなソフトウェアを作ることはできなくても、個々の機能について理解することでき、こういった機能が付与されているのであれば、類似したこういった機能も簡単に実現できるから搭載されているだろう、といった類推ができるようになります。

これがプログラムを作ったことがあるかないかで生じる考え方の分岐点であり、こういった推察を通してソフトウェアにいち早く慣れて使いこなすことができるようになるのがプログラミングを学ぶ魅力の１つです。

この他にも、ソースコードが開示されているプログラムを使いやすいように改良したりすることも比較的容易であり、本格的なソフトウェアの開発はできないまでも、基本的なことを学んでおくのはパソコンを使用する上でメリットが豊富なのです。